最近注目しているプロ雀士、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する平賀聡彦プロの強さがものすごいです。
今回は、そんな平賀プロはどんな打ち手なのかをご紹介したいと思います。
平賀聡彦プロフィール
■所属団体:最高位戦日本プロ麻雀協会
■所属リーグ:Aリーグ
平賀聡彦プロは、最高位戦日本プロ麻雀協会入会後、リーグ戦で勝ちまくりストレートで最上位のAリーグに登りつめました。
その後10期連続でAリーグに在籍し、その記録は金子正輝プロに次ぐ記録だとのことです。
同じ最高位戦に所属している村上淳プロも、平賀プロのことを「私には理解できないほどの天才」と評しています。
しかし平賀プロは、ビッグタイトルはまだ取ったことがなく、ツイッターでは「無冠の侍」と名乗っています。
RTDリーグ2017で見事優勝!決勝は圧倒的な強さで優勝を決めました。
おめでとうございます!
そして平賀プロは、リーグ戦とかの対局のときは理牌を一切しないんだそうです。
アガって牌を倒すときにカチャカチャ理牌をしてから手を開けるそうです。
チンイツのときもそうなんですって!
よく待ち牌分かりますね。
テレビ対局のときは、視聴者のためにちゃんと理牌してます。
でも僕が見ているRTDリーグで、完全に麻雀に入り混んでしまって2巡目が終わってから慌てて理牌している姿がありました。
リーグ戦一部出場停止と来期リーグ戦降格
そんなめっちゃ強い平賀プロですが、2017年7月にリーグ戦出場停止を食らってしまいました。
公式戦や公式行事での度重なる遅刻が原因だそうです。
しかも来期以降はB1リーグ以下に降格となってしまい、実力以外で降格してしまうというとてももったいない結果になってしまいました。
村上プロも、「いつも時間ギリギリで、スリルを楽しんでいると言っていたから少し危ないと思っていた」と語っていました。
本当にもったいないですね。
RTDリーグ2017ファイナル1回戦でのすごいアガり
いろいろあった平賀プロですが、RTDリーグ2017ではその実力を発揮し、ファイナルまで進みました。
長かったRTDリーグもついにファイナルまで来たんです。
そのファイナル1回戦で、すごいツモアガリを魅せました。
ファイナル進出メンバーは、佐々木寿人プロ、白鳥翔プロ、小林剛プロ、平賀聡彦プロの4名。
平賀プロの手牌。
ドラは。
ドラはないですがトイツ系、もしくは育てば四暗刻も見える手牌です。
各者の手牌を見てみると…
こばごうプロの手牌。
こちらも何となくトイツ系というか、タテの手牌です。
白鳥プロやヒサトプロも、なんだかトイツが結構ある手牌になってます。
いわゆるトイツ場なのでしょうか。
そんな中、平賀プロがテンパイを果たし、リーチを打つのですが、その待ち取りが素晴らしい!
ツモり三暗刻とかでもないんですが、リャンメンに受けるのではなくシャンポンでリーチを打ったのです!
解説の村上プロと猿川プロもびっくり!
村上プロは、「これが平賀なんです。これツモったら天才です。僕は当然リャンメンに受けます。」と話していました。
トイツ場という場況をしっかり読めていないと、このリーチは打てないのではないでしょうか。
普通にリャンメンでリーチ打ちますよね。
そしてこれを…
3巡後にツモアガリ!
2000・4000となりました。
このリーチは見事です。
平賀プロを見ていると結構こういう待ち取りをしています。
場況を読む力がめちゃくちゃ優れているのではないでしょうか。
こういう所が、村上プロがいう「理解できない天才」なのですね。
この打ち方でファイナルまで上がってきたのですから。
ましてや10期連続で最高峰のAリーグで打ってきているんですから、本当に強いです。
日本プロ麻雀連盟・小島武夫プロとの関係
平賀プロは以前、小島プロが経営する雀荘「雀港」で働いていたそうです。
このため、小島プロとは師弟関係みたいな関係なんですかね。
小島プロと繋がってるなら、なぜ日本プロ麻雀連盟じゃなく最高位戦なんだ?と思いますよね。
その雀荘の別のメンバーが連盟を受ける時、そのメンバーよりも成績が良かった平賀プロもプロ試験を受けてみようとして小島プロに相談したそうです。
すると、小島プロからまさかの答えが。
小島プロ「平賀の麻雀は忍者みたいだから最高位戦のほうがいいんじゃないか?」
それがきっかけで最高位戦を紹介してもらったという経緯があるようです。
平賀プロ自身も、連盟の公式ルール「一発裏なし」は合わないということで、今では最高位戦で良かったとインタビューで語っていました。
そんな平賀聡彦プロに注目してみたいと思います。