今回は、麻雀中のガッツポーズについて考えていみたいと思います。
皆さんは麻雀を打ってて、ガッツポーズをする人を見たことがあるでしょうか。
僕はありません。
セット麻雀でふざけてガッツポーズとかはしたりしますが、フリー麻雀では絶対やりません。
もちろん、プロの対局中にガッツポーズをするプロを見たこともありません。
先日放送された熱闘Mリーグで、ゲスト出演していた芸人のロバート・山本博さんが、赤坂ドリブンズのメンバーにこんな質問をしていました。
ドリブンズは前半戦を終え、堂々の首位に立っています。
中でもドラフト1位の園田賢選手は、個人総合でもダントツの首位!
「本当はもっと楽しく麻雀をやりたいんじゃないですか?」
「ガッツポーズはマナー違反なんですか?」
ドリブンズのメンバーは笑っていましたが、これけっこう重要な質問ではないかと思います。
園田賢選手は、「本当はトップ取ったらガッツポーズしたいけど、負けた人のことを考えてガッツポーズをしない。多分文化なのではないか。」と返答。
確かに、フリー雀荘とかで自分が放銃し、その相手がガッツポーズしてたらちょっとうざいですね。
「Mリーグはいいんじゃないですかね?みんなユニフォーム姿とかで出ているわけですから。」と、少し不満そうな顔で話す山本さん。
やっぱり選手としては、みんな自然に麻雀中のガッツポーズはマナー違反という認識があるのかもしれません。
他のスポーツでは結構ガッツポーズを見る
スポーツでは、ガッツポーズをする場面をかなり多く見ます。
卓球の張本智和選手。
得点を入れると、かなりの大声で「チョレイ!」と叫びます。
しかも1対1の対戦で、その相手の前で構わず叫びます。
別に張本選手だけではなく、みんながやっています。
野球でも、ホームランを打ったらガッツポーズをしながらホームインするし、サッカーでも得点を取ったらガッツポーズをし、出場選手皆で騒ぎます。
麻雀はどうでしょうか。
実際のMリーグの対局の様子を見てみましょう。
麻雀ではガッツポーズをまず見ることはない
これはEX風林火山・滝沢和典選手の倍満ツモの瞬間。
元々ドラのを暗刻で使い、満貫確定。
更に、暗刻のを大明カンして、その
がモロ乗り。
最後はツモアガって4000・8000とした場面です。
ラス目からの倍満ツモであり、ここはかなりうれしいアガりなはず。
その時の滝沢選手の表情。
こんなトリッキーなアガりを見せた直後も、当の本人はいたって冷静。
本当は喜びたくてしょうがないでしょう。
パブリックビューイング会場がこちら。
滝沢選手がツモアガった瞬間、風林火山サポーターたちが騒ぎまくっています。
パチスロライターの木村魚拓も観戦中!
控室にいる風林火山メンバーも立ち上がって拍手を送ります。
以前、勝又健志選手の高速拍手、二階堂亜樹選手のジャンプして喜ぶシーンはSNSで話題になりましたね。
では赤坂ドリブンズを見てみましょう。
対局直後のシーン。
パッと見、だれがトップを取ったか分かりません。
トップを取ったのは鈴木たろう選手。
やはり他の対局者に気を使っているのか、喜びの表情は一切見せません。
しかし、対局場を出てチームメイトのいる控室に戻った瞬間、チームメイトとともに大きなガッツポーズで喜びを爆発させています。
そりゃうれしいですよ!
やはり、対局者が直接いる場面でのガッツポーズはせず、いないところでチームメイトの前で初めて喜びを爆発させるんですね。
まとめ
やはり、麻雀におけるガッツポーズはマナー違反という文化があり、やる人はいないようです。
しかし、ロバート・山本博さんの言うように、ユニフォームを着て、パブリックビューイングでファンが盛り上がり、スポーツを目指すというのなら、豪快なガッツポーズがあってもいいような気がしてきました。
しかし、それを見て「Mリーグはアマチュアの手本にならない」とか、「初心者が真似をしたらどうするんだ」という声が挙がりそうなのも事実。
これはかなり難しい問題ですね。
いちファンとしては、是非とも大きなガッツポーズをするプロ雀士を見てみたいと思います!